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アトピー性皮膚炎とストレス

 アトピー性皮膚炎は現在でもその原因がはっきりわかっていません。色々な原因が混ざっている複雑な病気だと思います。ストレスもその原因の一つです。仕事、学校、家庭、その他色々な所でのストレスもあります、様々な不安もストレスになります。特に長年ステロイド、プロトピックや保湿剤を使用していて改善されない方は、不安が強いと思います。

 当クリニックでは、ステロイド、プロトピックや保湿剤を使用しません。今までの治療から当クリニックの治療に変更しますと、一時的に症状が悪化するリバウンドを起こすことがあります。リバウンドが起こらない方、あるいは非常に軽く起こる方もいます。リバウンドもストレスですが、その時は家族全員でリバウンドを理解してストレスを乗り切ってください。

 不安やわからない事はお気軽に診察時におっしゃってください。詳細に説明いたします。
 
 大切な事は、今までの治療では改善していなかった事をよく理解することです。治療が変わることもストレスと思いますが、当クリニックでの治療で多くの方々がリバウンドを克服して改善されています。

 また、携帯電話やパソコンを長時間することや夜更かしも、自分で意識していないかもしれませんがストレスです。
リラックスする環境を作って、希望を持ってアトピー性皮膚炎を改善してください

【過去の院長ブログより】

アトピー性皮膚炎と不眠

 アトピー性皮膚炎で睡眠は大切な要素です。睡眠が十分にとれないと、症状の改善が遅れます。熟睡できますと、症状の改善が早まります。また寝るタイミングも重要です。夜更かしは良くありません。早く寝ることは睡眠中の成長ホルモンの分泌が増し、皮膚に良い影響を及ぼします。 

不眠の原因は色々あります。痒みが強いとか、またストレスやリバウンドでも不眠は起こります。注意すべきことは、昼夜逆転してしまうことです。昼寝てしまうと、ますます夜は不眠になります。そうなるとアトピー性皮膚炎も悪化します。昼は寝ず、夜に早く寝るのが大切です。夜に早く寝て夜中に起きても大丈夫です。

不眠が強い時は、症状に応じて成人には睡眠薬を内服してもらいます。小児なら抗不安薬は安全に内服できますので内服してもらいます。不眠が改善するまで内服を続けてもらい、改善したら中止します。当クリニックには、不眠の成人や小児の方々が多く受診されますが、アトピー性皮膚炎の治療に加えて、前述の内服療法で改善されています。

生活習慣も大切で、寝る前にパソコンや携帯電話を長時間するのは良くありません。寝る前には音楽を聴くとか、ストレッチをするとかして、リラックスするのが良いです。朝は早く起きて朝日を浴びてください。薬物療法に加えて適切な生活習慣で、アトピー性皮膚炎の不眠を改善してください。